赤いプラスチックの腰掛け

紅ズワイガニ入りおこわ、佛跳牆（ぶっちょうしょう）、炒米粉（焼きビーフン）、揚げ湯円……今日はどんな料理が登場するのでしょうか？ * 「辦桌（Pān-toh／パントー）」と「流水席（流れ式の宴席）」は、台湾や中国南部で見られる伝統的な屋外の宴会文化です。結婚式、葬式、新居への引っ越し祝い、生後1か月の誕生日祝い（滿月）、謝師宴（教師への感謝を表す宴）、年末の宴会、廟会（廟のお祭り）、地方選挙の集会など、さまざまな場面で開催され、テントの下で来客をもてなす形式の宴席です。 会場は主に道路沿いや廟（寺院）の広場、地域の集会所などが使われ、近くにかまどや調理台が設置され、その場で食材を調理します。 提供する料理の内容は「總舖師（tsóng-phòo-sai　ゾンポーサイ）」と呼ばれる料理長（いわば宴会料理のプロ）が全体を取り仕切り、献立や調理工程を指揮します。